« 「富士山」 | トップページ | 「ひきこもれ-ひとりの時間をもつということ」 吉本隆明著 »

2013年1月12日 (土)

「母が重くてたまらない-墓守娘の嘆き」 信田さよ子著

 暮れに読んで、ここにアップするのをためらっていた本ですが、セルフカウンセリングとして書こうと思いました。母娘が仲良しなのを羨ましく思う私は、私の側に母親との確執があります。新聞に紹介されていた時、なんとか問題解決にならないかと思って手にしました。
 私は子を産んだ時「親の有難さがわかるでしょう」とよく言われましたが、そういう気持ちにはなりませんでした。私にとっては、子どもの存在がとても有り難く可愛くて仕方ありませんでした。なのに母はどうして私を可愛がらなかったのだろうと、子どもの成長とともに母の言動は虐待だったと気づいてきました。
 本書に登場する母親は娘を可愛がるのだけれど、それは過保護であったり支配となって娘を縛りつけていくような事例が多く、私の場合とは少し違っています。ですが、著者の言うアダルトチルドレンであるとはずっと思っていました。さらに読み進めるうちに、過去の嫌な経験を次々と思い出してきて、不愉快でたまらなくなっていました。
 昨日はテレビでジブリの「コクリコ坂」を観ました。娘がお母さんに話を聞いてと言うと、母は優しく聞いてくれるし、訊ねたことにも応えてくれます。娘が涙すると抱きしめ頭を撫でてくれます。その愛情に涙するとともに、こんなことは一度として私にはなかったと違う涙でも泣きました。(春秋社2008年)

母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き

|

« 「富士山」 | トップページ | 「ひきこもれ-ひとりの時間をもつということ」 吉本隆明著 »

心と体」カテゴリの記事

読む」カテゴリの記事

コメント

佐野洋子さんの『シズコさん』をご存じですか?
実母とうまくいかない女性は、意外なほどたくさんいると思います。
親は子供に「人生の謎をかける」と言います。なかなか解けないものですね。

投稿: こはる | 2013年1月15日 (火) 12時11分

こはるさん>ありがとう。中山千夏さんをはじめ最近は「母が嫌い」と明言して楽になっている女性が多くなっているように思います。私も初カミングアウトです。「シズコさん」読んでみます。

投稿: Lisa | 2013年1月15日 (火) 22時02分

お久しぶりですhappy01

私の事ではないのですが、友人がとても悩んでいて
この本を読んだそうです。

本の中の事は、私には全く理解不能ですが
友人は、本に書いてあることとは又違うけど
母親に過干渉されるという意味では共通してるみたいです。

忙しい時に母親から電話がかかってくると
髪の毛をかきむしりたくなるといっていました。

悩んでいる人は本当に多いんですね。

投稿: マリーちゃん | 2013年1月15日 (火) 23時42分

マリーちゃん>コメントありがとう。全く理解不能は本当に幸せなことです~♪ 

投稿: Lisa | 2013年1月16日 (水) 00時15分

わたしもこの本、知人から借りて読みました!
母との確執。。まずは自分と向き合うことから
なのかも知れませんね、、

投稿: miko | 2013年1月21日 (月) 19時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/525274/56527658

この記事へのトラックバック一覧です: 「母が重くてたまらない-墓守娘の嘆き」 信田さよ子著:

« 「富士山」 | トップページ | 「ひきこもれ-ひとりの時間をもつということ」 吉本隆明著 »