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2011年12月30日 (金)

「椅子がこわい―私の腰痛放浪記」 夏樹静子著

 著者の「心療内科を訪ねて」http://bullerbyn.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-323d.html がとても興味深かったので、さっそく本編ともいうべきこの本を読んでみました。3年もの長きに渡って、座るどころか横になってもいても痛い、夜も眠れないほどの腰痛に襲われていた著者の苦しみを思うと、これは酷いことだと思いました。いろいろな治療を重ねた結果、原因は骨や筋肉ではなく、心因性・・・ところが彼女はそれをなかなか受け入れることができずにいます。それでも入院し、治ると信じることができないままに受けた絶食療法で快方に向かっていきます。

 今、どれだけの人が原因がわからない痛みや病気で苦しんでいるのかしらと思います。私もこの夏、頭が割れるように痛み、日曜日だったので救急外来を受診しましたが、MRIの結果も異常がなく、筋緊張性頭痛の疑いとの診断でした。その時、原因不明の頭痛に苦しむ人は沢山いて、「どうしてかわかりません、ごめんなさい」としか言えないのですと、脳神経外科の医師から言われました。鎮痛剤も効きませんでした。心因性だったのかもしれません。

 心因性といっても、自分では気づかない潜在意識が痛みを通して訴えている心身症というのが夏樹静子さんの主治医の診断でした。そして、痛みと向き合い、受け入れるように言われます。自分の身体を通した心の声を聴くということでしょうか。つくづく心と身体は繋がっているのだと感じます。私もこのところ、次々と難病に罹り、きっと心のストレスも関係しているのだろうなぁ~とは考えていたので、壮絶な戦いに共感と興奮を覚えました。(文春文庫2000年 文藝春秋1997年)

椅子がこわい―私の腰痛放浪記 (文春文庫)

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コメント

これ、とてもいい本だと感じました。人って不思議ですよね。自分の感じていることが、自分でよくわからない・・・。
どうかよいお年をお迎えください。

投稿: こはる | 2011年12月30日 (金) 20時20分

今年もあと僅かとなりました。 月日の経つのは本当に早いですね。
Lisaさんは本当に「心も体もキレイ」な方、生き方に共感です。
体調も今ではすっかり回復されたのでしょうか?
時々、旅やお出掛け情報もアップされていますので、
「お元気なんだ!」と安心していました。
Lisaさんの読書力には感心します。
私も毎夜読書はしますが、Lisaさんの足元にも及びません。
「やかまし村の本棚」参考にさせて頂いて、時には書店で求めたり、
新たに取り寄せて貰う事もありましたよ。
素敵な読書と共に、お元気なお出掛け情報も楽しみにしています。
これからも宜しくお願いします。 どうぞ良い年をお迎え下さい。

投稿: michi | 2011年12月31日 (土) 13時01分

こはるさん>michiさん>コメントありがとうございます。そして多くの方にアクセスして頂いて、嬉しい一年でした。体調はまだ万全ではなく、外出すると2日間は寝ているような日が続いていますが、最も辛かった時期に比べたらたいぶ良くなってきています。
来年は何か新しいことが見つけられるといいなぁ~と思っています。
皆さまもどうか良いお年をお迎えください。

投稿: Lisa | 2011年12月31日 (土) 14時07分

こんにちは
 今年も残り数時間となってきました。
 健康が一番だと感じています。
 心因性は原因がよくわからなくて
 ストレスという自分でもわからないものだったり
 肉体・精神大切にしていきたいものです。
 来年もよろしくお願いします。
 すてきなお年を、お迎え下さい。fuji

投稿: pauchin | 2011年12月31日 (土) 18時36分

心療内科を訪ねて を読み20年近く患った腰痛 最初はギックリ腰だったけど。4年前の頭痛 これは半年続いたけど3年前の目眩。全てではないが多少思い当たる事ありもした。今は回答を求めなくなりました。諦める事ができつつあります。ここに到るまでに30年強掛かりましたが今後はもう少し大人になれるかも。精神的自立を目標にして。    ゆきより

投稿: | 2012年1月10日 (火) 17時18分

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