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2009年11月の投稿

2009年11月25日 (水)

「仮名手本忠臣蔵」 橋本 治(文)

 歌舞伎を観て来ました。maple 歌舞伎座11月の演目は、「通し狂言仮名手本忠臣蔵」です。 http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2009/11/post_49.html  昨年2月には「祗園一力茶屋の場」を花道の脇の席で、着物の刺繍まで観ることができて綺麗な豪華さを楽しみました。

 今回は最初の呼び出しから切腹の場面まで、まさに「通し」で、最も重要なお話の場面が続くうえに配役が素晴らしく、歌舞伎をよくわからない私でも深い満足感がありました。イヤホンガイドmusicを借りるのでストーリーがすぐにわかり楽しめるのですが、予習した絵本がまたとっても良いのです。橋本治氏の文章が読み易く、観たあとで復習にもう一度読みました。華やか絵にもなんとも表現しがたい雰囲気が出ています。

 歌舞伎を説明するなんて、野暮ですよね。来年には建て直しで今の歌舞伎座の建物での舞台は観られなくなってしまうから、もう一度くらい行っておきたいです。

「仮名手本忠臣蔵」 橋本治(文)岡田善夫(絵)ポプラ社2003年

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2009年11月 8日 (日)

「さまよう刃」 寺尾聰主演

 昨年10月に原作を読み、このブログにアップした http://bullerbyn.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-3091.html 東野圭吾原作の映画「さまよう刃」を観てきました。 原作者が「この難しい内容を映画化movieしたスタッフや役者の皆さんに敬意を表します」とコメントしています。同感です。テーマ性があるうえに人の苦悩や心の機微を描いた社会派映画と言っても良いのかもしれません。

 ただ私は、この映画から少年法について、とりわけ厳罰化を求める方向へ導くことへは違和感を覚えます。そもそもフィクションであるし、法や制度と相容れない不条理こそが、文学の世界であると考えているので、それぞれが観た人の感じ方でよいと思います。Photo_6

 映画での、寺尾聰さんの演技は無論のこと、山谷初男さんが素晴らしかったです。竹之内豊さん演じる織部刑事の苦悩は原作本のように、もっと深く描いてほしかったのですが、編集でカットせざるを得なかったのかもしれません。それでも、伊東四朗さん、酒井美紀さん、主人公に関わるすべての人が、不条理と正義のはざまで苦悩する姿が画面から伝わってきた意義ある映画でした。http://yaiba.goo.ne.jp/index.html 

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2009年11月 4日 (水)

「母の贈物」 向田邦子原作

 またテレビドラマを見て原作を読みたくなり手にとりました。向田邦子生誕八十年記念のTBSドラマ「母の贈物」は、9月14日にオンエアされました。http://www.tbs.co.jp/hahanookurimono/昭和の雰囲気が出ていてとっても新鮮に感じました。明日結婚heart02するという若い二人と、それぞれの母親役の竹下景子さんと万田久子さんの自然態の演技も素敵でした。movie 

 ドラマは原作よりもお話が膨らんでいました。原作を読むと映像にがっかりすることも時にはありますが、これはドラマも秀逸でした。向田邦子さんの偉大さと、今それをドラマ化したスタッフの力量に、笑いhappy02あり、涙weepありで、多いに楽しみました。(1997年文春文庫「きんぎょの夢」)

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