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2008年11月10日 (月)

「対話篇」 金城一紀著

「秋は後悔と記憶の季節。冬、春、夏と過ごしてきた中で犯したてきた過ちを後悔し、それを記憶する。そうすれば次の過ちが防げるし、それまでの過ちもなんらかの形で埋め合わせることができるかもしれない。そして、その記憶を胸に、来るべき厳しい冬に立ち向かう」「本当に愛する人ができたら、絶対にその人の手を離しては駄目だ。離したとたんに、その人は誰よりも遠くへ行ってしまう」clover(pp231-232新潮文庫2008年)

 1968年生まれの著者の短篇、「恋愛小説」「永遠の環」「花」の三話とも、登場人物は自分ともう一人だけ。ふたりの対話で物語がつくられている。私には「花」mapleが一番印象に残った。58歳の弁護士と25歳の僕。対話と旅を通して、弁護士は過去の記憶を、僕は命を取り戻していく。静かに静かに・・・night  内省とか沈思黙考という言葉があるが、やはり対話の相手がある方が良い。

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